七を三つ使った漢字。理義字「㐂」の読み方と意味

【音読み】き  【訓読み】よろこ(ぶ)

【部首】一 (いち)

【意味】よろこぶ。よろこび。嬉しく思う。好む。好き。楽しむ。めでたい。祝い。

 

なお、漢字検定試験の対象外です。

 

街中の飲食店の看板や暖簾で、偶(たま)に見かける「㐂」の字。

「き」と読み、「喜」という漢字の草書体の俗字で、「喜」と同じ意味。

七十七歳の祝いを「喜寿」と言いますが、これは「㐂」が「七十七」と読めることを由来とするそうです。

この様に同じ字を複数で構成する漢字を理義字と呼びます。

 

【店舗名の事例】

「㐂寿司」(きずし) 東京都・人形町/寿司

「和味旬彩 㐂喜」(わみしゅんさい きき) 兵庫県・甲子園/居酒屋

「回転寿司 かね㐂」(かいてんずし かねき)  茨城県/寿司

「富士㐂」(ふじき) 東京都・人形町/とんかつ

「お㐂樂」(おきらく) 東京都・日本橋/焼鳥

「三三㐂」(さんさんなな) 神奈川県川崎市/中華そば

「さえ㐂」( さえき) 京都市左京区/寿司

「天㐂」(てんき) 京都市上京区/懐石料理

「㐂さ起」(きさき) 京都市左京区/京どうふ

理義字とは

理義字(りぎじ)は、広義には、「同じ漢字が複数個組み合わさった漢字」や「形態が奇妙な漢字や面白い形をした漢字」のことを指す。

 

狭義には、同じ漢字を2つ組み合わせて構成される漢字のこと。

3つ組み合わせて構成される漢字は、品字様(ひんじよう)と呼ばれる。

中国語では畳字と呼ばれる。

 

【主な理義字】

1.同じ漢字を2つ組み合わせて構成される漢字。(狭義の理義字)

「双、竝、羽、林、弱、競、朋」など。

2.同じ漢字を3つ組み合わせて構成される漢字。(特に品字様と呼ばれる)

「㐂、品、森、晶、姦、轟、蟲」など。

3.同じ漢字を4つ組み合わせて構成される漢字。

「㠭、朤、」など。

4.上下に同じ漢字を2つ組み合わせて構成される漢字。

「圭、炎」など。

5.文字の中に理義字が含まれる漢字。

「蠢、螽、協、脇、恊、囁、顳、蕊」など。

枇杷と焼き肴一時に食うべからず

枇杷と焼き肴一時に食うべからず/枇杷と焼き魚を一時に食うべからず

【読み】びわとやきざかな いちじにくうべからず

【意味】悪い食い合せの一つ。

註:二つの文は、「肴」と「魚」が異なる。ともに「さかな」と読む。

枇杷と焼き肴

苫に寝ね楯を枕とす/苫に寝ね戟を枕とす

苫に寝ね楯を枕とす/苫に寝ね戟を枕とす

【読み】とまに いね たて を まくらとす/とまに いね ほこ を まくらとす

【意味】苫の上に寝ねて、武器を枕として眠る。山野に露営して苦労すること。

苫(とま)・・・菅(すげ)・茅(かや)などで編んで作ったもの。船などを覆い、雨露をしのぐのに用いる。

苫に寝ね楯を枕とす

人生は歩く影/人生は動く影/人生は歩きまわる影法師

人生は歩く影、哀れな役者に過ぎない。/人生は歩きまわる影法師、あわれな役者だ。

【原文】 Life’s but a walking shadow, a poor player.

【真意】人間というのは影のようにはかない存在で、哀れな役を演じているにすぎない。
運命に対する人間の無力さを表現している。

【解説】シェイクスピアの名言の一つ。
『マクベス』は、スコットランドの将軍マクベスを主人公とした悲劇です。彼は妻と共謀してスコットランド王ダンカンを殺し、王位に就く。ところが、様々な重圧に耐えられずに錯乱して暴政を行い、王子や貴族の復讐に敗れてしまう。マクベスが追い詰められ、最後の頼みの綱だった妻の死を突きつけられた際の台詞。

ウィリアム・シェイクスピア
(16~17世紀イギリスの劇作家・詩人、1564~1616、享年51歳)

シェイクスピア