除災増福 【読み】じょさい-ぞうふく 【意味】災難や不運を払い、福祐ふくゆう増進を祈ること。 福祐・・・神のたすけ。神祐。転じて、幸福。さいわい。また、そのさま。 ちなみに、除災招福は 、災難や不運を払い、良い運や幸せを …
巫者 【読み】ふ-しゃ 巫覡 【読み】ふ-げき 【意味】神に仕えて、祈祷きとうや神おろしをする人。「巫」は女性、「覡」は男性にいう。 【例文】「巫覡卜相ふげきぼくそうの徒ともがらの前まえに首こうべを俯うつぶせんよりは」< …
竹萌 【読み】ちくほう 【意味】たけのこの異名。 〔詩、大雅、韓奕、其蔌維何維筍及蒲、箋〕筍、竹萌也。 〔蘇軾、和陶郭主簿詩〕雀鷇含淳音、竹萌抱靜節。
曲欄 【読み】きょくらん 【意味】曲線を描いた欄干。 【例文】 *六如庵詩鈔-二編(1797)二・嵯峨別業四時雑興三十首 「消遣清愁倚曲欄、亭高山気送二星寒」 *虞美人草(1907) <夏目漱石>一一 「楼を描き、廻廊を …
晃峰 【読み】こうほう 【意味】晃は、日光の合字。よって、日光の山々の峰、または、日光山の峰のこと。 【例文】雀宮ヲ過ルヤ晃峰ヲ乾位ニ望ム 〔読み〕すずめのみや を すぐ るや こうほう を けんい に のぞ む 〔意味 …
賡酬 【読み】こうしゅう 【意味】詩歌しいかをよみかわすこと。 【出典】『下谷叢話』 永井荷風・著 岩波文庫 2000年9月15日発行 32頁 4行目 「遺稿の中に泉豊洲、倉成竜渚くらなりりゅうしょ、頼杏坪らいきょうへい …
碕沂 【読み】きぎん 【意味】岩石が突き出た岸。 【出典】『下谷叢話』 永井荷風・著 岩波文庫 2000年9月15日発行 36頁 14行目 「魚鳥マタ碕沂きぎんノ間ニ相嬉あいあそブ。」 意味は文庫本の「注」語彙説明(26 …
槎枿 【読み】さげつ 【意味】切り株から生えたひこばえ。 竦樛 【読み】しょうきゅう 【意味】ひこばえが上に下に伸びて繁茂していること。 【出典】『下谷叢話』 永井荷風・著 岩波文庫 2000年9月15日発 …
騒人緇流 【読み】そうじん しりゅう 【意味】 騒人は、屈原の「離騒」に基づく語で、詩人・文人をいう。 緇流は、僧侶。緇は、僧衣の黒染めの色をいう。 【出典】『下谷叢話』 永井荷風・著 岩波文庫 2000年9月15日発行 …
穿過 【読み】せんか 【意味】横切る。通り抜ける。つき切る。 【出典】『下谷叢話』 永井荷風・著 岩波文庫 2000年9月15日発行 36頁 14行目 「池ノ南ハ密竹林ヲナシ、清流ソノ下ヲ穿過せんかス。」 【参照】『大漢 …