孔席暖まらず墨突黔まず(こうせき あたたまらず ぼくとつ くろまず)

孔席暖まらず墨突黔まず

【読み】こうせき あたたまらず ぼくとつ くろまず

【意味】孔子の座席は暖まる暇がなく、墨子の家の煙突は煙で黒くなることがない。

【真意】孔子と墨子は世を救うために東奔西走して家に落ち着くことがなかったということ。

〔班固‐答賓戯〕

 

孔子黔突なく、墨子暖席なし

【読み】こうしけんとつなく、ぼくしだんせきなし

【意味】孔子の家の煙突は煙で黒くなることがない、墨子の座席は暖まる暇がなく。

【真意】孔子と墨子は世を救うために東奔西走して家に落ち着くことがなかったということ。

【原文】孔子無黔突、墨子無煖席

淮南子‐脩務訓〕

 

『大漢和辞典』表記の「黔突」PDF

 

淮南子(えなんじ/わいなんし)

『淮南子』(えなんじ/わいなんし)

前漢の武帝の頃、淮南王劉安(紀元前179年~122年)が、学者を集めて編纂させた思想書
日本へはかなり古い時代から入ったため、漢音の「わいなんし」ではなく、呉音で「えなんじ」と読むのが一般的。
『淮南鴻烈』(わいなんこうれつ)ともいう。

劉安・蘇非・李尚・伍被らが著作した。

10部21篇。『漢書』芸文志には「内二十一篇、外三十三篇」とあるが、「内二十一篇」しか伝わっていない。
道家思想を中心に儒家・法家・陰陽家の思想を交えて書かれており、一般的には雑家の書に分類されている。

注釈には後漢の高誘『淮南鴻烈解』・許慎『淮南鴻烈間詁』がある。

躓礙/躓閡(ちがい)とは

躓礙

【読み】ち‐がい

【意味】つまづきとどまる。つまずいて、うまく進めない。

躓閡

【読み】ち‐がい

【意味】つまづきとどまる。躓礙に同じ。

 

『大漢和辞典』表記の「躓礙/躓閡」PDF

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【文例】「躓礙」を「つまづき」と訓読みする例

其國そのくにうちよりすべ躓礙つまづきとなる者またあくをなす人をおさめて之をの火に投入なげいるべし。

『新約聖書譬喩略解/第二 稗子からすむぎたとえ

<作者>紀好弼(き‐こうひつ)中国名。
出生名:ローズウェル・ホバート・グレイブス(Rosewell Hobart Graves)1833年-1912年。
アメリカ合衆国メリーランド州出身で、中国大陸においてキリスト教を宣教したバプテスト派牧師。

<訳者>安川亨

奕世(えきせい)とは

奕世

【読み】えき‐せい

【意味】《「奕」は重ねるの意》だいだい。累代。奕葉。

【参照】『大漢和辞典』 大修館書店

累代

【読み】るい‐だい
【意味】《古くは「るいたい」とも》代を重ねること。代々。累世。
【例文】「累代の家宝」「累代の墓」

奕葉

【読み】えき‐よう
【意味】《「奕」は重ねる、「葉」は世の意》
世を重ねること。世々。代々。累世。

『漢検 漢字辞典』『大漢和辞典』表記の「奕世」PDF