〇危於累卵
読み:きお‐るいらん
訓読:累卵より危うし
出典:『史記』范雎蔡沢列伝
〇危猶累卵
読み:きゆう‐るいらん
訓読:危うきこと猶お累卵のごとし
出典:『韓非子』十過篇
〇累卵之危
読み:るいらん‐のき
訓読:累卵の危うき
出典:『文選』「書上呉王諫書」枚乗
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意味:物事が非常に不安定で、きわめて危険な状態の例え。
真意:積み重ねた卵は崩れやすいが、それよりもなお危うい状況にある。
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類義語:
〇一縷千鈞(いちるせんきん)
〇一髪千鈞(いっぱつせんきん)
〇危機一髪(ききいっぱつ)
〇重卵之危(ちょうらんのき)「重卵より危うし」
〇風前之灯(ふうぜんのともしび)
〇卵を渡る(たまごをわたる)
〇薄氷を履むが如し(はくひょうをふむがごとし)
〇虎尾春氷(こびしゅんぴょう)
〇蜘蛛の巣で石を吊るよう(くものすでいしをつるよう)
〇危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)