黔突(けんとつ)とは

黔突

【読み】けん‐とつ

【意味】すすけて黒くなった煙突。

【故事諺1】孔子に黔突なし

【読み】こうしに けんとつ なし

【意味】孔子の家の煙突は煙で黒くなることがない。

【真意】孔子は世を救うために東奔西走して家に落ち着くことがなかった。

【故事諺2】孔席暖まらず墨突黔まず

【読み】こうせき あたたまらず ぼくとつ くろまず

【意味】孔子の座席は暖まる暇がなく、墨子の家の煙突は煙で黒くなることがない。

【真意】孔子と墨子は世を救うために東奔西走して家におちつくことがなかったということ。〔班固‐答賓戯〕

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孔席暖まらず墨突黔まず(こうせき あたたまらず ぼくとつ くろまず)

孔席暖まらず墨突黔まず

【読み】こうせき あたたまらず ぼくとつ くろまず

【意味】孔子の座席は暖まる暇がなく、墨子の家の煙突は煙で黒くなることがない。

【真意】孔子と墨子は世を救うために東奔西走して家に落ち着くことがなかったということ。

〔班固‐答賓戯〕

 

孔子黔突なく、墨子暖席なし

【読み】こうしけんとつなく、ぼくしだんせきなし

【意味】孔子の家の煙突は煙で黒くなることがない、墨子の座席は暖まる暇がなく。

【真意】孔子と墨子は世を救うために東奔西走して家に落ち着くことがなかったということ。

【原文】孔子無黔突、墨子無煖席

淮南子‐脩務訓〕

 

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