厭飫/饜飫(えんよ)

厭飫/饜飫

【読み】えん-よ
【意味】
1.物事に十分満足すること。また、その状態。
飲食や学問などに関していう。
2.物事が十分すぎて、うんざりすること。また、その状態。

【例文】
「しかし此等の証拠は皆未だわたくしの心を厭飫せしむるに足らなかった」<北条霞亭 森鴎外>

〔典拠:日本語大辞典 第二版〕〔漢検対象級 1級〕

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渺茫(びょうぼう)

渺茫

【読み】びょう-ぼう
【意味】ひろくはるか。限りなく広いさま。また、かすかではっきりしないさま。

〔典拠:大漢和辞典 第二版 第六巻〕〔漢検対象級 1級〕

【音読み】びょう
【訓読み】かす(か)、はる(か)
【意味】
1.ひろい。はるか。水などのはてしないさま。
2.小さい。かすか。ごく小さいさま。
3.小数の名。一の千億分の一。埃の十分の一。

【音読み】ぼう、もう
【訓読み】とお(い)、はる(か)、ひろ(い)
【意味】
1.とおい。はるか。ひろい。広々としたさま。果てしないさま。
2.ぼんやりした。はっきりとしないさま。つかみどころのないさま。

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渺漠/渺邈(びょうばく)

渺漠/渺邈

【読み】びょう-ばく
【意味】はてし無く広々としているさま。広漠。

〔典拠:大漢和辞典 第二版 第六巻〕〔漢検対象級 1級〕

【読み】びょう
【意味】
1.ひろい。はるか。水などのはてしないさま。
2.小さい。かすか。ごく小さいさま。
3.小数の名。一の千億分の一。埃の十分の一。

【音読み】ばく、まく
【訓読み】すなはら、ひろ(い)

【意味】

1.すなはら。水や草のない砂原。荒野。砂漠(さばく)。
2.広い。果てしなく広々としている。
3.しずか。さびしい。ものさびしい。ひっそりしている。
4.くらい。はっきりしない。ぼうっとしているさま。うつろなさま。

【音読み】ばく、まく
【訓読み】とおい
【意味】はるかである。遠い。

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怒浪(どろう/あらなみ)

怒浪

【音読み】ど-ろう
【訓読み】あら-なみ

【意味】怒涛(どとう)に同じ。

荒れ狂う大波。また、はげしい勢いで押し寄せるようすのたとえ。

【文例】

「 怒浪の船体を撃(うつ)声 」 <坪内逍遥>
「 天歩艱難怒浪の如く 」 <東海散士「佳人之奇遇」>

〔典拠:日本国語大辞典 第二版〕〔漢検対象級 1級〕

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嶮巘(けんき)

嶮巘

【読み】けん-き
【意味】危くけはしい。山などがかたむいてけはしいさま。嶮戯(けんき)

【文例】「世途の嶮巘列嶂に似たり」<東海散士「佳人之奇遇」>

【読み】けん
【意味】1.けはしい。2.高くけはしいさま。3.山のさま

【読み】き
【意味】1.山の危険なさま。2.すきま。

 

〔典拠:大漢和辞典 第二版〕〔漢検対象級 1級〕

氷釈(ひょうしゃく)

氷釈

【読み】ひょう-しゃく
【意味】氷のようにとけること。氷がとけるように消え失せること。
特に、氷がとけてなくなるように疑問や障害がすっかりなくなること。

【文例】
「私は漸く此疑問を全く氷釈し得たるが如くに思ふ」 <「貧乏物語」河上肇>

 

氷釈

遺孼(いげつ)

遺孼

【読み】い‐げつ

【意味】「孼」は、ひこばえ。切った草木の根や株から生え出た芽。

1.死後の残された妾腹(めかけばら)の子。

正統ではないが血をひくもの。

2.滅びた家の血統をひくもの。また、残党。余孼(よげつ)

遺孼(いげつ)

舛錯(せんさく)

舛錯

【読み】せん‐さく

【意味】

1.物事が反対になって乱れる。入りまじる。入り乱れること。

2.互いにそむきあって乱れること。また、しそこなうこと。しくじり。失策。

〔例文〕刑法(明治十三年)百十二条

「罪を犯さんとして己に其事を行ふと雖も犯事意外の障碍若くは舛錯に因り未だ遂げざる時は・・・」

 

舛錯(せんさく)