怒浪(どろう/あらなみ)とは

怒浪

【音読み】ど-ろう
【訓読み】あら-なみ

【意味】怒涛(どとう)に同じ。

荒れ狂う大波。また、はげしい勢いで押し寄せるようすのたとえ。

【文例】

「 怒浪の船体を撃(うつ)声 」 <坪内逍遥>
「 天歩艱難怒浪の如く 」 <東海散士「佳人之奇遇」>

〔典拠:日本国語大辞典 第二版〕〔漢検対象級 1級〕

*———-*———-*

還暦ジジイの挑戦!

kanrekijijii

漢検 無料練習問題(解説付)を公開しています。
外出したとき、スマホやパソコンで勉強する目的で作りました。
検定試験の出題形式で、2級から用意しています。
どうぞお気軽にご利用下さい。

嶮巘(けんき)とは

嶮巘

【読み】けん-き
【意味】危くけはしい。山などがかたむいてけはしいさま。嶮戯(けんき)

【文例】「世途の嶮巘列嶂に似たり」<東海散士「佳人之奇遇」>

【読み】けん
【意味】1.けはしい。2.高くけはしいさま。3.山のさま

【読み】き
【意味】1.山の危険なさま。2.すきま。

 

【参照】『大漢和辞典』 大修館書店

舛錯(せんさく)とは

舛錯

【読み】せん‐さく

【意味】

1.物事が反対になって乱れる。入りまじる。入り乱れること。

2.互いにそむきあって乱れること。また、しそこなうこと。しくじり。失策。

〔文例〕刑法(明治十三年)百十二条

「罪を犯さんとして己に其事を行ふと雖も犯事意外の障碍若くは舛錯に因り未だ遂げざる時は・・・」

縦書きで見る『日本国語大辞典』表記の「舛錯」PDF

墨行/墨行(ぼっこう)とは

墨行/墨行

【読み】ぼっ-こう

【意味】墨子の行を奉ずる。

「職を奉ずる」の文例

「支那でも寺院に職を奉ずる天文学者らがいて、星の運行を追跡して日月食を予報する役目を司っていた。」

<「宇宙の始まり」アレニウススヴァンテ>

「モーゼの律法に從へば不具者聖職を奉ずるをえず」<「神曲」ダンテ>

縦書きで見る『大漢和辞典』表記の「墨行」PDF

【関連の四字熟語】

墨名儒行/墨名儒行

【読み】ぼくめい-じゅこう

【意味】儒家を批判している墨家と自称して、儒家の孔子の教えに従って行動する。

【真意】主張している主義と実際に行っていることが食い違っていること。

儒名墨行/儒名墨行

【読み】じゅめい-ぼっこう

【意味】名は儒者と稱すれども、其の行は墨氏の道に合するをいふ。