残涯/殘涯

【読み】ざん-がい

【意味】

1.余命のこと。〔参考〕『富山女子短期大学紀要(18)』 出版年月:1983.04 p.35

2.残りわずかな生涯。〔参考〕『北陸古典研究(12)』 出版者:北陸古典研究会 出版年月:1997.10 p.119

3.残る生涯。余命。〔参考〕『夢花詩』 著者:若林欽堂 出版者:燔祭編集室 出版年月:1984.09 p.14

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【例文】

五十わずカニ過ギテ鬢已びんすでしろ悠悠ゆうゆう心迹しんせき残涯ざんがいヲ送ル。詩夢ノ春草ヲフコト無カルケンヤ。

【例文の出典】『下谷叢話』 永井荷風・著 岩波文庫 2000年9月14日発行 252頁 2行目