漢字の上や右横に、その漢字の読みがなを添える振り假名(フリガナ)ことを、「ルビを振る」と言います。

例えば、

「あのチームは強者つわもの揃いだ」

「『音楽の都』維納ウィーンは、墺太利オーストリアの首都だ」

などですね。

 

さて、この「ルビ」の語源は、何でしょうか。

 

十九世紀の後半、イギリスでは、活字の大きさ(pt/ポイント)の中に宝石で呼ぶものがありました。

4.5ポイント = ダイヤモンド

5.0ポイント = パール

5.5ポイント = ルビー

6.5ポイント = エメラルド

このうちの5.5ポイントが、日本の新聞社で使われていたフリガナの大きさ(7号活字、5.25pt)に近かったので、「ルビ」と呼ぶ様になったとのことです。