苫に寝ね土塊を枕とす

【読み】とま に いね つちくれ を まくら とす
【意味】親の喪中、子たるもの、その親の土に在るものと思って倚廬(いろ)に在りて苫を被り、土塊を枕として寝る。
<儒教の葬送儀礼>
【典拠】古代中国の儒教文献『儀礼』の「既夕」の項目。

倚廬(いろ)・・・天子が父母の喪に服するときにこもる仮屋。
苫(とま)・・・菅(すげ)・茅(かや)などで編んで作ったもの。船などを覆い、雨露をしのぐのに用いる。