理義字(りぎじ)は、広義には、「同じ漢字が複数個組み合わさった漢字」や「形態が奇妙な漢字や面白い形をした漢字」のことを指す。

 

狭義には、同じ漢字を2つ組み合わせて構成される漢字のこと。

3つ組み合わせて構成される漢字は、品字様(ひんじよう)と呼ばれる。

中国語では畳字と呼ばれる。

 

【主な理義字】

1.同じ漢字を2つ組み合わせて構成される漢字。(狭義の理義字)

「双、竝、羽、林、弱、競、朋」など。

2.同じ漢字を3つ組み合わせて構成される漢字。(特に品字様と呼ばれる)

「㐂、品、森、晶、姦、轟、蟲」など。

3.同じ漢字を4つ組み合わせて構成される漢字。

「㠭、朤、」など。

4.上下に同じ漢字を2つ組み合わせて構成される漢字。

「圭、炎」など。

5.文字の中に理義字が含まれる漢字。

「蠢、螽、協、脇、恊、囁、顳、蕊」など。