泰否

【読み】たい-ひ

【意味】国事や人事の安泰と混乱を言う。

(易で「泰」は天地がまじわり万事が通じる安泰の卦、「否」は天地がまじわらず万事が通じない混乱の卦)

【文例】

「固より人事の泰否は一年又は数年の成り行きを見て決定す可きに非ずと雖も」
<「文明論之概略」福沢諭吉>

否泰

【読み】ひ‐たい

【意味】(「否」「泰」は易の六十四卦の一つで、「否」は陰陽の気が塞されて万物が生命力を失い、
君臣が隔絶して天下が治まらない卦で、「泰」はその逆)

国家、万物などの衰えることと盛んになること。ふさがることと通じること。不運と幸運。不幸と幸福。