扱帯/扱き帯
読み:しごきおび
意味:元々は、武家の女性や女児が家の中で着物の裾をお引きずりに着ていて、外出時に裾をたくし上げて、ひもで締めた腰紐が原形。
それが抱え帯とよばれ、扱帯の原型となった。
抱え帯は、懐剣の包みや筥迫(箱セコ:はこせこ)と同じ生地で作られる細い帯状のもの。
帯の下に巻いて、左の後ろ脇で蝶結びにして垂らします。
![七五三の振袖の各部の名称01](https://sisetsu-kanjijisho.jp/wp-content/uploads/2023/05/8c4ce656d1359df378b06889c99edcb4-300x272.jpg)
![七五三の振袖の名称02](https://sisetsu-kanjijisho.jp/wp-content/uploads/2023/05/a422a3df03a7811a1216f9a4c86b1196-284x300.jpg)
〇お引きずり ・・・ 着物の裾を引きずるように着ること。また、そのように仕立てた着物。
〇筥迫/箱セコ(はこせこ)・・・江戸時代に奥女中や中流以上の武家の若い娘が持った鼻紙入れ。現在は和服の礼装の際の装飾として使われる。