柔婉
【読み】じゅう-えん
【意味】すなおでやさしい。
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【追記】
婉柔〔読み〕えん-じゅう
『下谷叢話』(岩波文庫版)に「婉柔」という熟語が使われている。
複数の辞典で調べたが、残念ながら見当たらない。
勿論、出版社が確認しているであろうし、文庫版ではルビが振られているので解説者が検証しているとは思う。
しかし、「柔婉」と書くべきところを誤ったのではないか。どちらにしても、意味は同じであろうと思う。
【出典】『下谷叢話』 永井荷風・著 岩波文庫 2000年9月14日発行 71頁 10行目
「詩モマタ豪肆ソノ為人ノ若シ。シカモ時トシテ児女婉柔ノ語ヲナス。コレマタ奇ナリ。」