危於累卵(きおるいらん)危猶累卵(きゆうるいらん)

〇危於累卵

読み:きお‐るいらん

訓読:累卵より危うし

出典:『史記』范雎蔡沢列伝

〇危猶累卵

読み:きゆう‐るいらん

訓読:危うきことお累卵のごとし

出典:『韓非子』十過篇

〇累卵之危

読み:るいらん‐のき

訓読:累卵の危うき

出典:『文選』「書上呉王諫書」枚乗

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意味:物事が非常に不安定で、きわめて危険な状態の例え。

真意:積み重ねた卵は崩れやすいが、それよりもなお危うい状況にある。

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類義語:
〇一縷千鈞(いちるせんきん)
〇一髪千鈞(いっぱつせんきん)
〇危機一髪(ききいっぱつ)
〇重卵之危(ちょうらんのき)「重卵より危うし」
〇風前之灯(ふうぜんのともしび)
〇卵を渡る(たまごをわたる)
〇薄氷を履むが如し(はくひょうをふむがごとし)
〇虎尾春氷(こびしゅんぴょう)
〇蜘蛛の巣で石を吊るよう(くものすでいしをつるよう)
〇危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)

怨天尤人(おんてんゆうじん)

怨天尤人

【読み】おんてん-ゆうじん

【意味】天を怨み人を責める。うまくいかないことをすべて他のせいにする。

追記:交代する度、前大統領に囚人服を着せ、売春婦を従軍慰安婦と偽る何処かの国のことですね。

尤人

【読み】ゆう-じん

【意味】人をとがめる。

尤人(ゆうじん)

薤上之露(かいじょうのつゆ)

薤上之露/薤上の露

【読み】かいじょう‐の‐つゆ

【意味】薤 (にら) の葉の上に置く露

【真意】《にら の葉の上に置く露は消えやすいところから》
人の世のはかないことや、人の死を悲しむ涙をいう語。

また、漢の田横の門人が師の死を悲しんだ歌の中にこの語があったことから、
葬送のときにうたう挽歌ばんか の意にも用いる。

【漢詩】
〔原文〕薤露歌  漢・無名氏

薤上露、何易晞
露晞明朝更復落
人死一去何時歸

〔書き下し文〕薤露かいろの歌  無名氏(田横の門人)

薤上の露、何ぞかわやすき。
かわけば明朝さらた落つ、
人死して、ひとたび去ればいづれの時にかかえらん。