垠堮/垠鍔/垠鄂(ぎんがく)とは

垠堮/垠鍔/垠鄂

【読み】ぎん-がく

【意味】かぎり。邊際。極限。垠鍔。垠鄂。垠際。

【例文】「縹渺ひょうびょうとして前後垠鄂ぜんごぎんがく有る無し」

〔淮南子、俶眞訓〕未有形埒垠鄂。
〔杜甫、有事于南郊賦〕溟涬爲之垠鄂。

〔張衡、西京賦〕前後無有垠鍔。
〔注〕善曰、許愼曰、垠鍔、端崖也、銑曰、垠鍔、際畔。
〔王騰辨、蜀都賦〕羊腸繞其垠鍔、鳥道駕於至虚。

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邊際

【読み】へん-さい
【意味】はて。かぎり。ほとり。きし。際限。邊涯。

〔徐陵、東陽雙林寺傅大士碑〕色艶沉檀、香踰詹蔔、我有邊際、隨機延促。
〔孟浩然。洛中送奚三還揚州詩〕水國無邊際、舟行共使風。

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僧窓/僧窗(そうそう)とは

僧窓/僧窗/僧窻/僧牕

【読み】そう-そう

【意味】寺のまど。「僧牕」とも書く。

【参照】『大漢和辞典』

僧窗(ソウサウ)
寺のまど。又。僧牕にも作る。
〔張耒、夜聞風雨有感詩〕何當粗息飄萍恨、卻誦僧窗聽雨詩。
〔陸游、長歌行〕成都古寺臥秋晩、落日偏傍僧牕明。

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南郭子綦(なんかくしき)とは

南郭子綦/南郭子葵

【読み】なん-かくしき

古人の名。孔子の弟子。
子游等と同時の人。南伯子綦を見よ。
〔莊子、齊物論〕南郭子纂、隱几而坐、仰天而嘘。
〔釋文〕司馬云、居南郭、因爲號。

【眉雪の追記】

楚の昭王の庶弟(異母弟)。南郭は子綦が住んでいた所。

〔『新釈漢文大系』第7巻 老子・荘子(上)『斉物論』篇 p.152〕

南伯子綦/南伯子葵

【読み】なん-ぱくしき

戰國の人。南丘に遊んで大木を見、其の不材なるが故に、却って其の眞に大なるを知る。
又、南子綦・南子葵に作る。〔荘子、齊物論・人閒世・大宗師〕

【眉雪の追記】

『荘子』の中で

「南子綦は、南子綦(斉物論にみえる)と同じ。「伯」は長。従う道が貴く、物の長となりうるので、伯という。」

と解説されている。〔『新釈漢文大系』第7巻 老子・荘子(上)『内篇 人間世第四』篇 p.220〕

『荘子』の中で

「南伯子は、南郭子の誤りであろう。」

と、解説されている。〔『新釈漢文大系』第7巻 老子・荘子(上)『内篇 人間世第四』篇 p.259〕

『大漢和辞典』の表記の「南郭子綦」PDF

委墩(いとん)とは

委墩

【読み】いとん

【意味】墩は、物をずっしりと集積すること。委墩で、まかされて重くのしかかる意か。

【出典】『下谷叢話』 永井荷風・著 岩波文庫 2000年9月14日発行 15頁 4行目

意味は文庫本の「注」語彙説明(260頁)を引用。