罍子/櫑子(らいし)

罍子/櫑子

【読み】らい‐し

【意味】

高坏(たかつき)の上部に似て縁の高い器をいう。果物などを盛るのに用いた。

〔出典〕三省堂「大辞林」第三版

① 酒を入れる器。〔十巻本和名抄(934年頃)〕
② 食物などを盛る器。縁(ふち)つきの盤(さら)。

〔出典〕精選版 日本国語大辞典

嬋娟/嬋妍(せんけん)

嬋娟/嬋妍

【読み】せん‐けん

【意味】容姿のあでやかで美しいさま。

<例文>「都育ちの嬋娟たる手弱女 (たおやめ) を」〈太宰・右大臣実朝〉

 

〔漢検対象級 1級〕

縉紳/搢紳(しんしん)

縉紳/搢紳

【読み】しん-しん

【意味】《笏 (しゃく) を紳 (おおおび) に搢 (はさ) む意から》

官位が高く、身分のある人。

【例文】「縉紳の身ながらに笏や筆を擱 (お) いて、弓箭鎗太刀を取って武勇の沙汰にも及んだ」

<幸田露伴「魔法修行者」>

佚居/逸居(いっきょ)

佚居/逸居

【読み】いっ‐きょ
【意味】あそびくらすこと。のんきにくらすこと。
安楽に暮らすこと。怠けて気ままに暮らすこと。
【例文】
「 佚居して空しく衣食するの道理はある可らず」(福翁百話 諭吉)
「中世縉紳の佚居の風を素描する」

〔漢検対象級 1級〕