蜂蠆
【読み】ほう‐たい
【意味】蜂とサソリ。小さくても恐ろしいもののたとえ。
【文例】
「猛虎の猶予するは蜂蠆の螫を致すに如かず」<史記」淮陰侯伝>
《読み》もうこのゆうよするは、ほうたいのせきをいたすにしかず
《意味》猛虎はどんなに強くても、ためらっていては、蜂やサソリがちくりと刺すのにも及ばない。
《真意》力ある者でも決断力がなく実行しなければ、無力でなんの役にも立たない。
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【語彙説明】
〇螫(せき)・・・さす。毒虫がさす。毒をさされて赤くはれる。また、虫の毒。

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【読み】ほう‐たい
【意味】蜂とサソリ。小さくても恐ろしいもののたとえ。
【文例】
「猛虎の猶予するは蜂蠆の螫を致すに如かず」<史記」淮陰侯伝>
《読み》もうこのゆうよするは、ほうたいのせきをいたすにしかず
《意味》猛虎はどんなに強くても、ためらっていては、蜂やサソリがちくりと刺すのにも及ばない。
《真意》力ある者でも決断力がなく実行しなければ、無力でなんの役にも立たない。
*———-*———-*
【語彙説明】
〇螫(せき)・・・さす。毒虫がさす。毒をさされて赤くはれる。また、虫の毒。
【読み】うんちつ
【意味】虫を防ぐために芸草(うんそう)を入れた書帙(しょちつ)。
転じて、書物、書巻のこと。
書帙(しょちつ)とは、和本を包み保護する布張りの覆い。
【「芸」について】
国語審議会の改変で「芸」は、元々の「芸」と「藝」の二つの意味を持つようになった。
1.「藝」の略字としての「芸」。(新字体とされた)
現在では、主にこの意味だけで使われる。
【音読】ゲイ
【訓読】う(える)、わざ
2.本来の「芸」。
元々はこの意味だけだった。
【音読】ウン
【訓読】くさぎ(る)
【意味】草の名前、ヘンルーダ。ミカン科の多年草。強いにおいがあり、書物の虫食いを防ぐために用いられる。
【読み】よう‐ま
【意味】小さいことやもの。微小なもの。転じて、とるに足りないもの。つまらないもの。
【音読み】よう
【訓読み】おさな(い)、ちい(さい)
【意味】ちいさい。ほそい。おさない。いとけない。あどけない。=幼
【音読み】ば、は、ま、も
【意味】1.かすか。小さい。細かい。
2.か。や。疑問をあらわす助字。
3.接尾語。疑問詞などの後につけて語調を整える。
【熟語】麼虫(はむし)、恁麼(いんも)
【読み】いん‐も
【意味】
1.(多く「の」を伴って連体詞的に用いて)疑問を表す。どのよう。いかよう。
<文例>「天地と我と恁麼の交渉かある」<漱石・吾輩は猫である>
2.(「に」を伴い副詞的に用いて)指示を表す。このよう。かくのごとく。
<文例>「動著は恁麼にあらざるなり」<正法眼蔵・仏性>
〔補説〕もと中国宋時代の俗語。禅宗とともに伝わり、禅僧の間で用いられた。
《日本大百科全書の解説》
「このような(に)」「そのような(に)」という意味の中国の俗語。いま話題にしている、あるいは顕現している事物の状態をさしていう近称の指示語。同義語に、異没(いも)、伊麼(いも)、与麼(よも)などがある。
また、禅宗では、言語によっては表しえない真実が、そのように顕現していることを示す場合にも用いられる。甚麼(じんも)、什麼(じゅうも)は「なんの」「どんな」などの意の疑問詞で、恁麼とは異なる。
【読み】ほう‐が
【意味】馬が興奮して指示に従わずに道をそれてしまうこと。
【四字熟語】「泛駕之馬」(ほうがのうま)
〔真意〕一般的な常識には従わずに別の方法をとる英雄のたとえ。
【出典】『漢書』「武帝記」
【読み】る-し/ろう-し
【意味】
指を折って数えること。屈指
速やかに指折り数えること。また、速やかに指し示すこと。
【文例】畢には配偶の欠けたものまで僂指された(『土』長塚節)
【読み】しまい‐には‐はいぐう‐の‐か‐けたものまで‐るし‐された
【読み】がい‐あん/かい‐あん
【意味】世の中がよく治まって、安らかな・こと(さま)
【文例】
「君の領する所の帝国乂安なる能はず」<明六雑誌>
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乂る 【訓読み】か‐る
乂める 【訓読み】おさ‐める
乂 【音読み】がい
【意味】
1.かる。草をかる。刈
2.おさめる。おさまる。「乂安」「乂寧」
3.すぐれる。かしこい人。「俊乂」
〔漢検対象級 1級〕
【読み】だい‐きん
【意味】うえて、からだが衰える。
【文例】
「天候不良で人民の餒饉が心配だ」
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餒える 【訓読み】う‐える
餒る 【訓読み】くさ‐る
餒 【音読み】だい
【意味】
1.う(飢)え。うえる。ひもじい。「餒饉(ダイキン)」
2.くさる。魚肉がくさる。
〔漢検対象級 1級〕
【読み】てい‐せい/てい‐ぜい
【意味】
1.師が弟子を奮起させ導くこと。特に禅宗で、師が語録や公案などを講義して導くこと。
2.後進を教え導くこと。
3.奮い起こすこと。盛んにすること。
【文例】
「実行上に、新しい道徳を提撕し」〈花袋・描写論〉
〔漢検対象級 1級〕
【読み】たく‐らく
【意味】
1.すぐれて他からぬきんでていること。また、そのさま。
【文例】
「豪邁卓犖にして、…益々家学を弘む」〈田口・日本開化小史〉
「宝祚の護持を致す事、諸寺に卓犖せり」〈太平記・一五〉
2.この上なく、すぐれているさま。
【文例】
「卓犖たる将帥となり」〈中村訳・西国立志編〉
〔漢検対象級 1級〕
【読み】せい‐じ
【意味】
釉に含まれる鉄が還元されて、緑青色あるいは黄みを帯びた青色を呈する磁器。
中国で発達し、安南・朝鮮・日本などに伝わった。
【読み】あお‐じ/おあ‐し
【意味】銅を呈色剤とした緑色の釉を表面にかけた陶器。緑釉陶器。
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【読み】ていしょく-ざい
【意味】ある物質を発色または変色させる調合した薬。