佚游(いつゆう)

佚游/佚遊/逸遊

【読み】いつゆう

【意味】気ままに楽しみ遊ぶこと。

【文例】「只日夜に佚游を事として」(太平記)

〔漢検対象級 1級〕

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縉紳/搢紳(しんしん)

縉紳/搢紳

【読み】しん-しん

【意味】《笏 (しゃく) を紳 (おおおび) に搢 (はさ) む意から》
官位が高く、身分のある人。

【例文】「縉紳の身ながらに笏や筆を擱 (お) いて、弓箭鎗太刀を取って
武勇の沙汰にも及んだ」(露伴・魔法修行者)

〔漢検対象級 1級〕

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旰れる(くれる)

旰れる

【訓読み】く-れる
【音読み】かん

【意味】(一)1.くれる。くれがた。 2.光のさかんなさま。(二)くれる。日が行く。

<文例> 「 労多くして日既に旰る 」(ろうおおくしてひすでにくる)

註記:ちなみに、日を干の上にのせた「旱:カン」は「ひでり」を表す。「旱魃:カンバツ」の「旱」に使われる。

旰れる

旰れる

 

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龕像(がんぞう)

龕像

【読み】がんぞう

【意味】壁面などを彫りくぼめた龕の中に彫り込んだ像。小型の厨子ずし内に安置された仏像なども龕像という。

元来はインドや中国の石窟せっくつ寺院などに彫り込まれた龕像を模して独立させたもので、日本の古い遺品には大陸からの将来とみられるものが多い。

高野山金剛峰寺こんごうぶじの「枕本尊」といわれる『諸尊仏龕』 (国宝)、厳島神社の『釈迦、諸尊箱仏』などはその例。
小型の龕像は遊行の僧などが旅行中の持仏、守本尊として持歩いたものが多い。

【読み】がん
【意味】仏像を納めるため、岩壁を掘りくぼめた場所。古くインド、中国にその例がみられる。
のち扉つきの厨子に仏像を安置したものを仏龕ぶつがんという。

 

 

龕像

四川省の龕像

四川省の巴中南龕はちゅうなんがんは、化成山上にある摩崖造像群で、唐代の窟龕を中心に176龕、2,700余の造像が現存している。

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疎鹵/粗鹵/麁鹵(そろ)

疎鹵/粗鹵/麁鹵

【読み】そ-ろ

【意味】(「鹵」は、荒地、作物の育たない不毛の土地、また、「魯」に通じて、にぶい、おろかの意。)
粗末で役に立たないこと。疎漏でうるおいのないこと。また、そのさま。

【例文】「その議論をきくに、いづれも疎鹵膚浅なることになん有ける」<駿台雑話>

〔出典:日本語大辞典 第二版〕〔漢検対象級 1級〕

 

〇上記例文の中の熟語

膚浅

【読み】ふ-せん

【意味】思慮などの浅いこと。また、そのさま。あさはか。

 

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厭飫/饜飫(えんよ)

厭飫/饜飫

【読み】えん-よ
【意味】
1.物事に十分満足すること。また、その状態。
飲食や学問などに関していう。
2.物事が十分すぎて、うんざりすること。また、その状態。

【例文】
「しかし此等の証拠は皆未だわたくしの心を厭飫せしむるに足らなかった」<北条霞亭 森鴎外>

〔典拠:日本語大辞典 第二版〕〔漢検対象級 1級〕

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渺茫(びょうぼう)

渺茫

【読み】びょう-ぼう
【意味】ひろくはるか。限りなく広いさま。また、かすかではっきりしないさま。

〔典拠:大漢和辞典 第二版 第六巻〕〔漢検対象級 1級〕

【音読み】びょう
【訓読み】かす(か)、はる(か)
【意味】
1.ひろい。はるか。水などのはてしないさま。
2.小さい。かすか。ごく小さいさま。
3.小数の名。一の千億分の一。埃の十分の一。

【音読み】ぼう、もう
【訓読み】とお(い)、はる(か)、ひろ(い)
【意味】
1.とおい。はるか。ひろい。広々としたさま。果てしないさま。
2.ぼんやりした。はっきりとしないさま。つかみどころのないさま。

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渺漠/渺邈(びょうばく)

渺漠/渺邈

【読み】びょう-ばく
【意味】はてし無く広々としているさま。広漠。

〔典拠:大漢和辞典 第二版 第六巻〕〔漢検対象級 1級〕

【読み】びょう
【意味】
1.ひろい。はるか。水などのはてしないさま。
2.小さい。かすか。ごく小さいさま。
3.小数の名。一の千億分の一。埃の十分の一。

【音読み】ばく、まく
【訓読み】すなはら、ひろ(い)

【意味】

1.すなはら。水や草のない砂原。荒野。砂漠(さばく)。
2.広い。果てしなく広々としている。
3.しずか。さびしい。ものさびしい。ひっそりしている。
4.くらい。はっきりしない。ぼうっとしているさま。うつろなさま。

【音読み】ばく、まく
【訓読み】とおい
【意味】はるかである。遠い。

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怒浪(どろう/あらなみ)

怒浪

【音読み】ど-ろう
【訓読み】あら-なみ

【意味】怒涛(どとう)に同じ。

荒れ狂う大波。また、はげしい勢いで押し寄せるようすのたとえ。

【文例】

「 怒浪の船体を撃(うつ)声 」 <坪内逍遥>
「 天歩艱難怒浪の如く 」 <東海散士「佳人之奇遇」>

〔典拠:日本国語大辞典 第二版〕〔漢検対象級 1級〕

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嶮巘(けんき)

嶮巘

【読み】けん-き
【意味】危くけはしい。山などがかたむいてけはしいさま。嶮戯(けんき)

【文例】「世途の嶮巘列嶂に似たり」<東海散士「佳人之奇遇」>

【読み】けん
【意味】1.けはしい。2.高くけはしいさま。3.山のさま

【読み】き
【意味】1.山の危険なさま。2.すきま。

 

〔典拠:大漢和辞典 第二版〕〔漢検対象級 1級〕