蜂蠆
【読み】ほう‐たい
【意味】蜂とサソリ。小さくても恐ろしいもののたとえ。
【文例】
「猛虎の猶予するは蜂蠆の螫を致すに如かず」<史記」淮陰侯伝>
《読み》もうこのゆうよするは、ほうたいのせきをいたすにしかず
《意味》猛虎はどんなに強くても、ためらっていては、蜂やサソリがちくりと刺すのにも及ばない。
《真意》力ある者でも決断力がなく実行しなければ、無力でなんの役にも立たない。
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【語彙説明】
〇螫(せき)・・・さす。毒虫がさす。毒をさされて赤くはれる。また、虫の毒。