珊瑚礁(さんごしょう)

珊瑚礁

【読み】さんご‐しょう

【意味】外洋に面した熱帯や亜熱帯のにごりのない澄んだ浅い海に形成され、主にサンゴや有孔虫ゆうこうちゅう石灰藻せっかいそうなどの石灰質の遺骸いがいが、長い年月をかけて積み重なり作られた地形です。日本では、陸地を取り囲むように海岸に接して発達する裾礁きょしょうと呼ばれるサンゴ礁が多く分布します。

珊瑚礁の海

珊瑚

【読み】さんご

【意味】クラゲやイソギンチャクと同じ刺胞動物門しほうどうぶつもんと呼ばれる「動物」に属す。サンゴの多くはポリプと呼ばれる小さな個体がいくつも集まって群体を形成する。このうち、サンゴ礁を形成するサンゴ(造礁ぞうしょうサンゴという)は体内に褐虫藻かっちゅうそうと呼ばれる藻類そうるいを共生させ、褐虫藻の光合成によって作られる栄養をもらって成長する。これらの褐虫藻は共生藻とも呼ばれます。
サンゴは種類や生息場所の環境に応じて、樹枝状じゅしじょう塊状かいじょう、テーブル状などの形状(群体形)をつくります。

珊瑚

【出典】農林水産省

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