媾う
【読み】まぐわ-う<古語>
【意味】性交する。
【語源】
八世紀頃に書かれた日本最古の歴史書『古事記』に「まぐわう」「まぐわい」が、初めて登場する。
冒頭に、イザナギノミコトとイザナミノミコトという男女の神が登場し、まぐわりをして国産みを担当する。
「まぐわう」の漢字は、「目合う」(目と目を見つめ合うこと)、当て字で「麻具波比(まぐわひ)」もあるが、一文字では「媾う」。
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漢字「媾」
【部首】女 (おんな・おんなへん)
【画数】13画
【音読み】コウ
【訓読み】まじ(わる)、まぐわ(う)、よしみ
【意味】
1.親戚同士での結婚。親族との縁組。
2.よしみ。仲直りする。和解する。
3.まじわる。男女が交わる。
4.<古語>まぐわう。性交する。
【熟語】
婚媾(こんこう)・・・《「婚」は新しい縁組み、「媾」は親族との縁組み》
婚姻関係を結ぶこと。夫婦の縁組み。結婚。クリトリス(clitoris)。